2019年7月24日水曜日

「夏休みのためのフランス語 ひよこ自習クラス」プロジェクト(第1回)

石田フランス語 2017/07/28
 「夏休みのためのフランス語 ひよこ自習クラス」プロジェクト(第1回) 
    
暑いね!
期末試験期間もそろそろ終わって、みんなも楽しい夏休みに突入でしょうか?
ぼくも大学院の修士論文中間報告会とかが今日で終わって夏休みに入ります。
さて、予告したように。「フランス語の自主夏期講習」を始めましょう。

 約束通り、ヴォルテールの『カンディード』を題材に取り上げます。

 『カンディード』については前に配った教材(7月4日付 UP)のWikiとかで読んで知識を持ってくれたかな?
 だいたいどんな話かを分かっていた方がいいから、翻訳文庫本とかを買ってひと通り読みましょう。簡単に読めるはずだよ。一章ずつが短い、波瀾万丈の面白い物語だから軽く読んでおこうね。

 なんでこの物語を読むかというと、あまり確たる理由はない。軽く読めるから、面白いから、読んでおいて損はない、教養書、古典だから、とか、でもじつはとても現代的なテーマが書かれているとか、ま、いろいろです。

 ぼくがこの作品のことを最近思い出していたのは、君たちの先輩で駒場の科学史を卒業して大学院の表象文化論で博士をとった東浩紀くんという思想家が最近『観光客の哲学』という本を書いて、そのテーマとこの『カンディード』は関係があって、その東君とはぼくは最近わりと話をする機会が多くて、ああ、『カンディード』を久しぶりに読み返してみようか、と思って机の近くに置いてあったからだ。

 東君は、ぼくが昔、駒場でフランスの哲学者のミシェル・フーコーについてゼミをやっていたときがあって(20年以上前)、そのときに彼は僕の授業に出ていて、まだ学部の学生だった(20才ぐらいか)のだけど、スゴいレポートを出してきて、それを読んだときに、ぼくはこいつはスゴいやつだな、ととても感心したことがあって、そのレポートのことは今でも覚えている。何十年たっても思い出されるような、珠玉のレポートに巡り会えるのも駒場の教師の楽しみなんだ!
 きみたちのなかにもそういう天才がきっといると思うのだな。きみたち駒場の若者たちにはいつもスゴい才能の持ち主がいるんだよ。だからみんなぜひがんばってほしいな!

さて、雑談はそれぐらいにして、

 これはフランス語の講習だから、目標設定は夏学期に勉強した文法知識を忘れないようにすることが重要。それに加えて、今回のような物語を読むために、もう少し文法の勉強を先に進める必要があるから、随時お勉強してもらうことになる。その文法知識は、クラスで使っている「石井文法」を教科書として参照しながら解説していきます。

1 『カンディード あるいは 楽天主義』
 まず、この作品についてのフランス語のWikipediaの項目「Candide」の始まりのところを読んでみよう。(今日現在のその項目は以下:
https://fr.wikipedia.org/wiki/Candide 2017/07/27/0:09にアクセス
因みに言っておくけど、ネットからの引用には、何年何月何日何時にアクセスしたと書かないとダメだよ。それがアカデミック・ルールです。 )

« Candide:
Candide ou l'Optimisme est un conte philosophique de Voltaire paru à Genève en janvier 1759. Il a été réédité vingt fois du vivant de l’auteur, ce qui en fait un des plus grands succès littéraires français.

Prétendument traduit du docteur Ralph (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire), avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur », cette œuvre, ironique dès les premières lignes, ne laisse aucun doute sur l’origine de l’auteur, qui ne pouvait qu'être du parti des philosophes.

Candide est également un récit de formation, récit d'un voyage qui transformera son héros éponyme en philosophe, un Télémaque d'un genre nouveau. »

一文ずつ読んでいこう。

(1) Candide :
Candide ou l'Optimisme est un conte philosophique de Voltaire paru à Genève en janvier 1759.
ここは、みんなは問題なく読めるはず 。
 « paru » < paraître のp.p. (過去分詞) (「石井活用表25 connaître 」と同じ活用パターン)un conteにかかっている。

« paraître » は、姿を現すという意味の自動詞だね、そこから発表される、出版される。
3 〔出版物などが〕出る,発売になる,刊行される;(新聞などに)発表される,出る.
Les Fleurs du mal ont paru en juin 1857.
「悪の華」は1857年6月に発刊された.
Ce roman est paru depuis peu.
この小説は最近発売された.(小学館 『ロベール仏和大辞典』)

(訳)「『カンディード、あるいは楽天主義』は、1759年1月にジュネーヴで出版されたヴォルテールの哲学的お話である。」

 つぎに、知識ですが、このタイトルでいう « optimisme »なんだけど、日本語でもオプチミズム、オプチミストというときの楽天主義、楽天家という意味で今日広く使われている言葉だけど、もとはもっと強い特殊な意味の言葉だった。
【語源】は[ラテン語 optimus 最良の]なんだが、英語のbestと同じ、ラテン語bonus[良い](フランス語だとbonだね)の最上級。
 で、みんなはライプニッツって知っているかな?
  https://ja.wikipedia.org/wiki/
 ゴットフリート・ライプニッツ、いろんな分野での大変な天才で、みんなが知っているのは「微積分」の発明者で、その点ではニュートンのライバルだ。彼はコンピュータの思想的な設計者でもある。ぼくの研究にとっても重要な人物で、ぼくは「新ライプニッツ派記号論」という学派を作ろうとしているのだけど、ぼくの「記号論」講義に出た人はそれを知っているはず。 
  そのライプニッツに、「最善世界論 Le meilleur des mondes possibles」というのがあって、この世界は神が「可能な世界」のなかから「最もよいものを」を選んだ、そのベストな世界こそこの世界なんだ、という理論だ。それをl’optimismeというのだ。
 「可能世界」論って知っているかな?その後、分析哲学や論理学などで発展した議論だけど、このライプニッツの説から始まっている。https://ja.wikipedia.org/wiki/可能世界論
 でね、この『カンディード』は、ディドロがライプニッツの最善世界論に挑戦する物語なんだね。ライプニッツは、カンディードの家庭教師のPangloss 先生の人物のなかに表現されているんだ。

(2) Il a été réédité vingt fois du vivant de l’auteur, ce qui en fait un des plus grands succès littéraires français.
この文なんだけど、前半の複合過去は問題なく分かるよね?
Il a été réédité : Il は Candideという作品( un conte philosophiqueといっているから男性形)。Il a été 分かるね。受け身表現だね。動詞être の複合過去はavoir を助動詞に使う。(例 :  Azuma a été un de mes étudiants à Komaba il y a vingt ans. 東君は20年前私の駒場の学生のひとりだった。)
rééditer : 再版する。ré (再び) + éditer (出版する)
vingt fois 二十回 二十度 :  何回 何度 という表現(英語のtime)は fois (n.f.)を使います。(例: J’ai visité Paris deux fois. )
du vivant de 〜 : 〜の存命中に という慣用表現。
du vivant de qn
…の存命中に.
du vivant des époux
夫婦の存命中に.
de son vivant
彼の存命中に.
 
 だから、
「Il a été réédité vingt fois du vivant de l’auteur, それ(=『カンディード』という物語)は著者の生きている間に二十回も再版されました」

ce qui en fait un des plus grands succès littéraires français.
 ここ、新学習事項なんだ。(新学習事項は青字で示しますね。)
 まず、ce qui … という表現のお勉強
 
石井文法の第8課まで坂本さんと勉強したよね。「関係代名詞」のお勉強(p.41~)。
その延長で、明示的な先行詞がないときには、形式的な先行詞として「ce」を使う表現があります。次のように・・・。

関係代名詞の先行詞・・・・・・ce qui / ce que
1. ce qui / ce que ・・・・のもの(こと)「節を先行詞として」そのことが、そのことを
Prenez ce que vous voulez.  お望みの物をお取り下さい
Il a menti, ce qui m'a fait beaucoup souffrir.   彼は私にウソをつき、それで私は大変悲しい思いをした
Elle a eu un accident de voiture, ce qu'il ne savait pas.    彼女は交通事故にあったのだが、そのことを彼に知らせなかった

Ce が主語格のときは  ce qui となり、目的格のときは ce que となります。英語であればwhatを使うところですね。
https://www.laits.utexas.edu/tex/gr/pror2.html

 
 つぎに、これはまだ勉強していなかった文法事項なんだけど、中性代名詞というものがフランス語にはあります。石井文法の、第11課で勉強します(p.56〜)。その中性代名詞のなか に  « en » があります。その用法の (1) が 〈前置詞 de + 他の諸要素>を受けるという機能です(p.56)。
https://www.laits.utexas.edu/tex/gr/pro7.html
ここのce qui en fait un des plus grands succès に出てくるenはこの用法で、なぜそれが使われているかというと、« faire A de B » : 「BをAと化す」というfaire 動詞の表現からです。
1 〈~ A de B〉BをAにする.
faire de l'école un instrument de sélection
学校を選別の手段にする.
Elle a fait de son neveu son héritier.
彼女は甥(おい)を相続人にした.
La vie a fait de lui un aigri.
生活の苦労が彼をとげとげしい人間にした.
Notre but est de faire de ce pays un élément de stabilité en Europe, et non un foyer de conflits.
我々の目的はこの国をヨーロッパの安定に寄与するような国にすることであり,紛争の火種にすることではない.

  Un des plus grands succès は分かるね。「最も大きな成功のひとつ。」

そうすると、ce qui en fait un des plus grands succès は、 「ce qui a fait de ce conte(= Candide) un des plus grands succès littéraires françaisそのことはこの物語をフランスの文学の最も大きな成功のひとつとすることになった」という意味だよね。

第一パラグラフを、まとめると、
Candide ou l'Optimisme est un conte philosophique de Voltaire paru à Genève en janvier 1759. Il a été réédité vingt fois du vivant de l’auteur, ce qui en fait un des plus grands succès littéraires français. Il a été réédité vingt fois du vivant de l’auteur, ce qui en a fait un des plus grands succès littéraires français 
『カンディード、あるいは楽天主義』は、1759年1月にジュネーヴで出版されたヴォルテールの哲学的お話である。それ(=『カンディード』という物語)は著者の生きている間に二十回も再版され、そのことはそれ[この物語]をフランス文学の最も大きな成功のひとつとすることになった。


(2) つぎに第二のパラグラフを読んでみよう。
Prétendument « traduit du docteur Ralph » (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire), avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur », cette œuvre, ironique dès les premières lignes, ne laisse aucun doute sur l’origine de l’auteur, qui ne pouvait qu'être du parti des philosophes.

長い一文からなるパラグラフだね。

A まずシンタックスをとらえよう:
主文は cette œuvre (S), ironique dès les premières lignes, ne laisse(V) aucun doute(O) sur l’origine de l’auteur,

Prétendument « traduit du docteur Ralph » (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire) , は 主文の主語を修飾する過去分詞句(過去分詞構文)カッコ«  »を補ったのは私石田だけど、そうしないと主文の主語(女性)と性が一致しないからだ。

qui ne pouvait qu'être du parti des philosophes. は関係代名詞節、先行詞はl’auteur

B 次にそれぞれのパートを理解しよう。
cette œuvre (S), ironique dès les premières lignes, ne laisse(V) aucun doute(O) sur l’origine de l’auteur,
シンタックスの骨格だけを取り出すと:
cette œuvre (S) ne laisse(V) aucun doute(O) sur l’origine de l’auteur

aucunはまだ勉強していなかったね。
aucun, une [o-k , -kyn]
[不定形容詞]
1 ((否定)) ((ne, sans とともに)) どんな…も…ない.
Il n'a aucun talent.
彼にはなんの才能もない.
Ils n'ont eu aucun mal à trouver le chemin.
彼らは難なく道を見つけた.
Il ne fait aucun cas de mon expérience.
彼は私の経験をまったく無視している.
Nous n'avons aucun moyen de nous en sortir.
我々に窮地を脱する手段は何一つない.
Elle ne prend aucun soin de ses vêtements.
彼女は衣服にはまるで無頓着(とんじやく)だ.
Il n'y a plus aucun remède.
もうどんな治療法もない.

aucun (feminine singular aucune, masculine plural aucuns, feminine plural aucunes)
1. no, none, not any
Il n'a aucun désir de construire des temples.
He hasn't any desire to build temples.

したがって、
「cette œuvre (S) ne laisse(V) aucun doute(O) sur l’origine de l’auteur
この作品は、作者の出自(=誰が作者か)についてはいかなる疑いの余地もない」

挿入句のironique dès les premières lignes, 「最初の数行から(=冒頭から)アイロニカルな」 dèsは 〜から 〜以来 

関係代名詞節 « qui ne pouvait qu'être du parti des philosophes. »
関係代名詞については石井文法第8課で勉強したよね。
関係詞節のなかで「 ne 〜 que 」の限定否定が使われていることに注目しよう(石井文法 p.21)
先行詞は l’auteur(作者) pouvaitは pouvoirの半過去だね。Qui ne pouvait qu’être で「〜でしかありえない」
du parti des philosophes : du parti de 〜 で 「〜 派の」 
だから 「les philosophes (哲学者=啓蒙主義者)」のグループ(「啓蒙派」)でしかあり得ない、という意味だ。


冒頭の過去分詞構文の意味だけど、
Prétendument « traduit du docteur Ralph » (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire) , avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur »,

Prétendumentは、prétendreから派生の副詞 「〜と称する、自称」
« traduit du docteur Ralph » 「ラルフ博士からの翻訳」
(qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire) :ここも関係代名詞節だね。それにne 〜 que の限定否定、「(実際には、ヴォルテールによって使用される偽名にほかならない)」

avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur »,
ここは難しくないね、les qdditions以下は関係代名詞節だけどね。(on a trouvées と過去分詞が女性複数 es が着いているのは、先行詞のles additionsが女性複数だからです。こういうのを過去分詞の一致といいます。→石井文法 p .55)この前置詞句の意味はだから:博士のポケットのなかから見つかった付加」とともに

だから、
Prétendument « traduit du docteur Ralph » (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire) , avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur »,
「ラルフ博士から、博士のポケットのなかから見つかった付加」とともに、翻訳された」と称するものだが(実際には、「ラルフ博士」とはヴォルテールによって使用される偽名にほかならない)

ちょっと解説をしておくと、『カンディード』の表紙には、著者はヴォルテールとは書かれていない。

Candide ou l’optimisme
Traduit de l'allemand de M. le docteur RALPH..
Avec les additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur lorsqu'il mourut à Minden l'an de grâce 1759.
「『カンディード あるいは 楽天主義』 ラルフ氏博士のドイツ語からの翻訳、博士が1759年ミンデンで没したときに彼のポケットから見つかった付記つき」と書いてあるわけだ。(https://candide.bnf.fr/candide.pdf)
そのことを言っている。

まとめると、
Prétendument « traduit du docteur Ralph » (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire), avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur », cette œuvre, ironique dès les premières lignes, ne laisse aucun doute sur l’origine de l’auteur, qui ne pouvait qu'être du parti des philosophes.
「ラルフ博士から、博士のポケットのなかから見つかった付加」とともに、翻訳された」と称するものだが(実際には、「ラルフ博士」とはヴォルテールによって使用される偽名にほかならない)、最初の数行から(=冒頭から)アイロニカルな、この作品は、(哲学者=啓蒙主義者)」のグループ(「啓蒙派」)以外ではない、作者の出自(=誰が作者か)についてはいかなる疑いの余地もない。」


(3) やっと三番目のパラグラフだね:
Candide est également un récit de formation, récit d'un voyage qui transformera son héros éponyme en philosophe, un Télémaque d'un genre nouveau.

Candide est également un récit de formation,
これは難しくないね。カンディードは人格形成(formation)の物語でもある、

formationは「形成」だけど、ここは人として成長すること。formationには養成とか育成という意味もある。

récit d'un voyage qui transformera son héros éponyme en philosophe,
構文は難しくないね。récit de formationと同格で、récit d’un voyage旅の物語と言い換えている。その不定冠詞つきのun voyage を先行詞にして、関係代名詞節が開かれている。
 transformera ここが新学習事項。ここは動詞の単純未来形です。「直説法単純未来」は石井文法では第9課に出てきます。P.50頁を見てください。単純未来形は語尾がすべての活用に共通しているから簡単だよ。第一活用と第二活用のパターンを覚えよう。不規則動詞についてもざっと見ておこう。それと、「直説法単純未来」は「条件法」の活用のベースになる。「条件法」は活用語尾のパターンだけが「単純未来」と違う。条件法は石井文法の第13課で勉強します。
 で、単純未来が初めて出てきたのだけど、単純未来は「(1)未来に起こるであろうことがらを表す」。(石井p.50)
 un voyage qui transformera son héros éponyme en philosophe
éponymeは「名の起源となった」、つまり「物語の題名の元となった主人公」、つまりカンディードのこと
 だから「その旅は、物語の題名の元となった主人公を哲学者に変える(成長させる)ことになる」という意味だね。

un Télémaque d'un genre nouveau.
Télémaqueテーレマコスはギリシャ神話の人物。ホメロスのオデッセイアに出てくる。お父さんのオデュッセウスを探して旅に出て成長を遂げていく人物。
https://ja.wikipedia.org/wiki/テーレマコス
不定冠詞のunがついているのは、「ひとりのテレマーコス(のような人物)」、d’un genre nouveauと書いてあるから「新しいジャンルの(つまり新しいタイプのといっていい)_


そこで、全文をまとめると、
Candide est également un récit de formation, récit d'un voyage qui transformera son héros éponyme en philosophe, un Télémaque d'un genre nouveau.
カンディードは人格形成(formation)の物語でもあって、物語の題名の元となった主人公を哲学者に変える(成長させる)ことになるような旅の物語であり、その主人公は新たなテーレマコスとも呼ぶべき人物なのだ。

こんな感じだね。


まとめ:

« Candide:
Candide ou l'Optimisme est un conte philosophique de Voltaire paru à Genève en janvier 1759. Il a été réédité vingt fois du vivant de l’auteur, ce qui en fait un des plus grands succès littéraires français.

Prétendument traduit du docteur Ralph (qui, en réalité, n'est que le pseudonyme utilisé par Voltaire), avec les « additions qu'on a trouvées dans la poche du docteur », cette œuvre, ironique dès les premières lignes, ne laisse aucun doute sur l’origine de l’auteur, qui ne pouvait qu'être du parti des philosophes.

Candide est également un récit de formation, récit d'un voyage qui transformera son héros éponyme en philosophe, un Télémaque d'un genre nouveau. »

『カンディード、あるいは楽天主義』は、1759年1月にジュネーヴで出版されたヴォルテールの哲学的お話である。『カンディード』は著者の生前二十回も再版され、フランス文学の最も大きな成功のひとつとなった。
「ラルフ博士の死後、博士のポケットのなかから見つかった付加とともに、翻訳された」と称する(実際には、「ラルフ博士」とはヴォルテールの偽名にほかならない)が、この冒頭からアイロニカルな作品は、その作者についてはいかなる疑いの余地もなく、紛れもなく啓蒙派の手になるものだ。
 『カンディード』は人格陶冶の物語でもあって、題名の名をもつ主人公を哲学者に成長させることになるようなひとつの旅の物語であり、その主人公とは、新たなテーレマコスとも呼ぶべき人物なのだ。

こんな感じでしょうかね。

ちょっと読むだけでもまだ一苦労だろうけど、ま、辛抱してください。

私もこれだけ解説を書くのは疲れた。
次は、いよいよ、『カンディード』自体を読んでみましょうね。



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